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06.10
第32回日新工業建築設計競技
「雨やどりの空間」
不意に降りはじめた雨に追われて軒先を借り雨やどりをする。そして雨足を眺めながらぼんやりと空白の時間を過ごす。こうした光景は現在ではあまり見られなくなった。
昨今では、突然の雨に合うと、コンビニなどでビニール傘を手に入れたりして、せわしなく目的地に向かうことになる。しかし、そんなとき、何か魅力のある、雨やどりの空間が身近かに用意されていたらどうだろうか。
また、雨が降っていない時でも、その環境の中で無用の用とでもいえる役割を果たしているような空間が望ましい。
また、別の表現をするなら、それは、雨やどりしている時間をデザインすることになるのかもしれない。
・雨路 / 木村、田中
・雨のキョリ / 宇都宮
・雨をとおして/ 田原
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